一般的に就寝中の歯ぎしりはマウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療に支障をきたすと言われています。
その理由は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は厚さ0.5ミリのため、就寝中の歯ぎしりがひどいとマウスピースに穴が開いてしまい、計画通りに矯正治療が進まないからだと言われています。
しかし、歯ぎしりがあってもマウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯並びが改善出来たケースがある!ということなので、今回はそのケースをご紹介します。
歯ぎしりがあってもマウスピース型矯正装置(インビザライン)可能なの?
実際に治療を行った滋賀県大津市のほりい矯正歯科クリニック院長・堀井和宏先生にお話を伺いました。
就寝中の歯ぎしりの自覚はありましたか?
初診相談時の問診で就寝中の歯ぎしりの自覚があるとお話されていました。
また、就寝中の歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)の装着はないとのことでした。
さらにお口の中を見させていただいたところ、工夫をすればマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療を行えると思いました。
歯ぎしりに対しての工夫とは?
1枚の動かす量を調節することで交換のペースを速めました。
具体的には、1週間の一度のペースでアライナーの交換を行っていただきました。
矯正治療時、アライナーの歯ぎしりの影響はどうでしたか?
アライナーの臼歯部咬合面に咬耗が生じていました。
具体的には、各所に2ミリ程度の穴があいていた状態でした。
どんな歯ぎしりの方でもアライナーで対応可能ですか?
就寝中のマウスピース(ナイトガード)の装着を医師に指示されている方は、残念ながらアライナーの装着は難しいです。
また、矯正治療のステップを考慮し歯の動きを調節する必要があるので、専門的な矯正の知識や高い技術、経験が欠かせません。
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歯ぎしり患者様のインビザライン治療例
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の矯正治療のリスク
・完成薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済措置制度の対象外となる場合があります
・歯の移動を伴う際、痛みが生じる場合があります。
・ブラッシングが十分に行われていないと虫歯ができる場合があります。
・歯の移動を行うと、極めて稀に歯根吸収が起こる場合があります。
・アライナー、矯正ゴムを指示通りに使用しないと計画している歯の移動が得られない場合があります。
・装置が粘膜を刺激することで口内炎が出来る場合があります。
最後に
・完成薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済措置制度の対象外となる場合があります
・歯の移動を伴う際、痛みが生じる場合があります。
・ブラッシングが十分に行われていないと虫歯ができる場合があります。
・歯の移動を行うと、極めて稀に歯根吸収が起こる場合があります。
・アライナー、矯正ゴムを指示通りに使用しないと計画している歯の移動が得られない場合があります。
・装置が粘膜を刺激することで口内炎が出来る場合があります。
記事監修
ほりい矯正歯科クリニック|
堀井和宏先生
日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)
滋賀県大津市粟津町4-7 ☎077-537-8203